歯科医院の安全を守る!第二種歯科感染管理者検定と感染管理の重要性
みなさんこんにちは!歯科衛生士の種村です。
最近は、ぽかぽか陽気の日々が続いており、春の訪れを感じますね。
さて、近年歯科医療機関における感染予防対策の重要性がますます高まっています。患者様に安全で安心な医療を提供するために、私たち歯科医療従事者は常に知識と技術の向上に努めなければなりません。そこで注目されているのが「第二種歯科感染管理者検定」です。
先日おこなわれた、日本・アジア口腔保健支援機構(JAOS)主催の第二種歯科感染管理者検定を院長およびスタッフ5名が受講し、このたび全員合格したことで当院が第二種歯科感染管理施設に認定されました。
歯科治療はインプラント、歯周外科以外にも抜歯、歯石除去など出血をともなう治療は多く、患者様の感染リスク、歯科医療従事者の交差感染リスクが潜在しているといわれています。
また歯科治療器具・器材は特殊な形状のものも多く、適切な洗浄、消毒、滅菌法について高度な知識と環境整備が必要ですが、細菌やウィルスは見えない存在であることと、感染対策が患者様から見えない部分であることから、多くの医療現場では十分な教育と対策がされているとは言い難い状況です。
当院は開院当初から感染管理に力を入れて取り組んでおり、スタッフ全員で感染管理を学び直そうということで受講しました。
改めて当院の感染管理コンセプトを共有する良い機会になりました。
イシカワ歯科では、患者さまへの安心・安全を第一に、
- 患者さまのお口の中に入れる診療器具やハンドピースは、【クラスBオートクレーブリサ】小型高圧蒸気滅菌器におけるヨーロッパ基準(EN13060)に準拠した 「あらゆる種類の被滅菌物を安全に滅菌することができる」滅菌器 での滅菌処理
- 診療の際に使用するエプロン・紙コップなどは使い捨てのものを使用し、患者さま一人の診療が終わるごとに廃棄
- タオルはお一人ごとにクリーニングを行い、清潔な状態を保つ
- スタッフは手洗い・アルコール消毒・患者さまごとのグローブ交換を徹底し、歯科医師・スタッフ共に常時マスクを着用、さらに診療時には飛沫対策としてフェイスシールドを併用
- 定期的な室内換気
など感染対策の徹底をしてまいりました。
『第二種歯科感染管理認定施設』として、より一層の安心・安全を今後も、小さなお子さまやそのご家族の皆さまにも安心して通っていただけるよう、継続的に感染制御知識をスタッフ全員でアップデートしながら、徹底した感染管理に日々取り組んでいきたいと思います。
これからもイシカワ歯科をどうぞよろしくお願いいたします。