口呼吸になってませんか?
2023.11.07
こんにちは。歯科衛生士の内山です。
季節外れの暖かな日が続いていますが、近所の公園の木々も色づき初め 秋の深まりを感じます。今週末から冷え込むようですので風邪などひかれませんようお気をつけください。
今回は口呼吸についてのお話しです。
実は口呼吸をしていると風邪にかかりやすくなるんですよ。それどころか口呼吸は身体によくないことがたくさんあるのです。
そもそも動物は鼻呼吸。口呼吸するのは人間だけだそうです。人も赤ちゃんは鼻呼吸です。鼻呼吸しながら一生懸命母乳やミルクを飲んでいます。お話ししたり、離乳食を食べるようになってだんだん口でも呼吸するようになるんですね。日本人の6〜7割子供では8割が口呼吸といわれています。
では口呼吸にどのようなデメリットがあるのがいくつがあげてみたいと思います。
- 歯並びが悪くなる
歯並びは唇と舌の圧力によって一定の位置におさまっているので口が開いていると前歯は前に傾いていきます。 - 風邪をひきやすくなる
鼻呼吸と違いウイルスや空気の汚れなどを濾過することができません。また冷たい空気もそのまま身体にとりこんでしまうので、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。 - むし歯、歯周病、口臭に繋がる
お口の中が乾燥してむし歯菌、歯周病菌が停滞、増殖します。また唾液が乾燥して自浄作用や抗菌作用、再石灰化などの大切な働きが弱まってしまうのです。 - 睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まる
口呼吸をしていると舌が喉の奥に落ち込んでいき気道を塞いでしまいます。またいびきの原因にもなります。 - 集中力の低下
口呼吸では鼻呼吸よりも取り込む酸素の量は多いのですが、細胞に取り込まれる酸素の量は減少するそうです。大量の酸素を必要とする脳は酸素の供給量が減るわけですから本来の力を発揮することができません。 - お顔の老化や二重顎に
お口が開いているとお口の周りの口輪筋が弱まり口元の皺やたるみにつながったり、
二重顎にもなりやすくなります。
このように口呼吸はデメリットだらけなのです。完全なお口ポカンではなくても1ミリでも上唇と下唇に隙間があれば口呼吸です。また睡眠中は自覚がないかもしれません。ちょっとでも口呼吸してるかも?!と思う方は人は意識して鼻で呼吸するように変えていきましょう。
特に子供は脳の発達など成長に影響してきますので鼻呼吸することはとても大切です。口を閉じるようにいつも注意してあげてほしいと思います。慢性的な鼻づまりがある場合はその改善が必要です。
顎顔面矯正も鼻づまり改善策の1つです。ご興味あるかたはイシカワ歯科までお問い合わせください!
実は私も睡眠時にはマウステーピングをして口呼吸にならないようにしています。マウステーピングは手軽にできるのでとてもおすすめですよ!
これからの季節、風邪やインフルエンザにますます注意が必要です。呼吸にも気をつけて元気に乗り切りたいですね!