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歯が動く感じがする

このような症状はありませんか?

歯が動く症状
  • 歯がカチッと動く
  • 舌で押すと歯が動く
  • 歯が浮いた感じがする
  • 歯が動いて痛い
  • 前歯がパキパキ動く
  • 歯に違和感があってムズムズする

健康な歯もグラつく!「生理的動揺」とは

人間の歯は、健康な場合でも多少グラつきがあるものです。この健全な歯が0.1m~0.2mほど動くことを「歯の生理的動揺」と言います。
歯が動く理由は、歯の根の周囲にある「歯根膜」に弾力があるためです。歯は歯根膜を介して骨と結合していますが、この歯根膜の弾力性を活かして人間がものを歯で噛む時の力を吸収し、歯や骨が影響を受けることを防いでいます。
ところが歯が生理的動揺の程度以上にグラつく場合があります。このような場合は何らかの病気を疑う必要があります

歯が動く・歯が動く気がする原因

歯周病

歯周病の症状としては、歯茎の腫れや歯茎からの出血といったものが一般的ですが、その他にも歯周病が進行すると歯の周囲の骨を溶かし、歯根膜を破壊していくため、歯がグラつくという症状が起こります。歯が大きくグラつくほど症状が進行している証拠です。

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一部の歯に力がかかっている

上下の歯の噛み合わせの悪さが原因となって、一部の歯に偏った力がかかり、歯の根元の歯根膜がダメージを受けることがあります。その結果、歯を支えることができなくなってグラつくことになります。
パソコンやスマートフォンを長時間使用していると、長時間下を向く姿勢を続けることになり、無意識に歯を食いしばることが増えます。歯の噛み合わせが悪いとその傾向が強くなります。

虫歯などで歯が割れた

歯ぎしりなどで無意識に歯を食いしばる機会が多くなると、歯の根元に余計な力が加わり、歯が割れたり、ヒビが入ったりすることがあります。これを「歯根破折」と言います。
この状態が続くと歯は自立が難しくなり、グラつくようになります。

歯根破折(歯根が割れている)

歯根破折とは、歯根が何らかの原因で折れてしまうことです。原因は、硬いものを噛んだことによって歯の根元が折れてしまう、歯ぎしりや歯を強く食いしばることによって歯の根元が割れてしまうなどです。
歯根破折が起こると急激な歯の痛みが生じたり、歯の周辺の腫れ、歯茎の変色、歯がグラつくといった症状が現れます。

根尖性歯周炎(歯根の先が膿んでいる)

虫歯が進行して歯の中の神経(歯髄)まで感染し、さらに歯の根元の先(根尖)の周囲に膿が溜まると、歯の周囲の組織がブヨブヨとした状態になり、歯がグラつき始めます。この症状を「根尖性歯周炎」と言います。

歯の外傷

スポーツや事故などで口元を強く打った際に、歯の根元がグラつくことがあります。

歯がぐらつくのは治る?

歯のグラつきが生理的動揺に比べて大きい場合、歯周病になっている可能性が高いです。
歯周病の場合は、適切な治療を行うことで改善させられる場合があります。

グラグラする歯=抜歯ではありません

歯周病になって歯がグラついている場合、ただちに抜歯が必要ということではありません。
歯周病に対する治療を行うことで、歯のグラつきを改善させることが可能です。ただし歯周病があまりに進行すると抜歯が避けられない事態になることもありますので、早めの治療が大事です。

歯がグラグラ動く時は歯科医院を受診しましょう

歯周病は虫歯とは違って痛みを感じることは少ないので、歯のグラつきなどの症状を感じても放置してしまいがちです。放置すると歯周病は進行する一方ですので、最終的には抜歯や歯が抜けてしまうなど、ご自身の歯を失うことになってしまいます。
歯のグラつきを感じた場合は、彦根市にあるイシカワ歯科・矯正歯科 南彦根駅前へお早めにご相談ください。